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● Coombabah Lakelands Consevation Area
● Bush-Fire
「放火」、なんともぶっそうな言葉が出てきた。
クーンババへ行った。
駐車場から入ったところにウオークデッキがある。
下は湿地帯である。
夏場は乾くが雨季は池というか沼のようになる。
木々の間を縫って、堅木の厚板が敷かれたデッキが2,300mほど続いている。
鳥の声が聞こえて気分爽やかなデッキ散歩ができるところである。
それを楽しみに、ちょくちょく出かける習慣になっている。
いろいろな鳥にあえる。
3種類のオーストラリアムシクイ、クレナイミツスイ、ヒガシキバラビタキ、ホウセキドリ、フヨウチョウなどなど。
が、である。
踏み込んだ向こうに宣伝ビラが散乱している。
なんとなく焦げ臭い。
近寄ってみる。
なんとまあ、誰かがここで焚火をしたらしい。
下は木である。
ということは放火ということになる。
板の突合せ部分は舟型に燃えている。
そこから下を覗いてみると、板を支えている根太は左右に分かれるほどに燃え尽きている。
デッキは上よりも下のほうが燃焼被害が大きいようだ。
この部分の根太は交換しないと危ないだろう。
このデッキ、半月ほどまえにペンキの塗り替えをやったばかりで、新品同様に蘇っているのに。
なんてことを。
更に進んでみる。
煙が流れてくる。
おおう、デッキ横の草むらが燃えており、2,3本の木からはいまだに煙が立ち上っている。
燃えた広さは長さ50mの幅20mくらいで、1000平米、300坪くらいか。
この部分は湿地帯の途切れた部分で、枯れた草が堆積していたところである。
それに火がついたらしい。
ここだけなら、誰かがタバコのポイ捨てをやって野火(ブッシュファイアー)になったということになるが、放火状況を見たあとでは明らかにこれjは火付けである。
今は冬場なので延焼のおそれはないが、しかし、恐ろしいことをするものである。
グルリと散歩を終えて、もう一度そこを通ったら、ゴールドコースト市役所の人がビニール袋に燃えカスを集めていた。
放火の証拠物件ということだろう。
「何か、見たか」
と聞かれたが、首をすくめただけである。
● 片付けられたデッキ:2個所焼けている。
時間的には昨夜のことだろう。
ゲートは午後6時に閉まる。
そのあと、入り込んで火のイタズラをしたということになるのだが。
帰りにはハーバータウンへよって、早めの昼食をとってから映画を見る。
「ハリー・ポッター」。
3Dである。
$11プラス3Dメガネ$3の計$14。
No.12シアターは250人位入れる大きさがあるのだが。
観客は12人だった。
まあ、いつものことだが。
ハリー・ポターの感想はというと。
確か作者は、大人にも楽しめる童話、ということで書いたと言っていたが、映画のラストシーンは完全にハッピーエンドの子ども用になっていた。
よって、述べるべき感想は「なし」である。
[GC Marathon 2011]
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